凸森の思弁的卵かけごはん

アニメ/マンガ/本/音楽/映画/グルメetc...エンタメ関連を中心に、日々の徒然を綴るブログです。

暗学のイメジ

海が凪ぐ 君のためではない 海は海の意思で凪ぐ 風が吹く 君のためではない 風は風の意思で吹く 風が吹く 吹きつける 吹きつける風は君の美しい瞳の角膜を容赦無く削ぎ落とす! 君はもう 幼い頃のように 美しい夕焼けの輪郭を見て涙することはない それは風…

葡萄の外れを待ちわびて

人生という名のスランプグラフ、 それは空腹を忘れた平日午後2時。 僕はジパングの重たい扉の前に佇み、 空を見上げる。 雨も隕石も降りそうにない、 一点の曇りもない蒼空。 マイナ100k、 食べたくもない家系ラーメン、 ▲10万、 あたたかい白米に秘めた優し…

門出 Departure

さぁ、新たな時代の幕開けだ 祝杯しよう! 右手には拳銃を 左手にはバーボンを 綺麗事を言う必要はもうない 酩酊状態で心に浮かんだことを そのまま言葉にすればいい ワンショット! 複数の自由を殺し 我々は一つの自由を得る これから得られる物に これから…

レターズ

「地球は病んでいる。僕が救うんだ」 そう言い残してきみは旅に出た。 それからどれくらいの時が流れたのだろう? 元気にしていますか? あたたかいご飯を食べていますか? 寂しさや孤独に打ちのめされていませんか? 地球では相変わらず、自分のことだけし…

第八回三文賞

第八回三文賞で私こと凸森一平の「リベリオンなbokuたち」という詩が佳作に入選しました。3mon.oops.jp もしよければ読んでみて下さい。幼いころ、テレビに映る人たちは神様だと思ってて、自分はどうやったって神様になれないと気付いたときに、パッと浮かん…

第七回三文賞

石川史夫氏主催のWeb詩公募「三文賞」の"i氏賞"(?)に入選しました。3mon.oops.jp最近「死にたい」とよく独り言を言うことが多いのですが、「どうして僕は"死にたい"と呟くのだろう?」ということについて書いてみました。 「死にたい」 それはひとりひとり…

星空の詩

パ パ パ パ ラ ラ ラ ラ パ パ パ パ パ ラ ラ ラ ラ ラ パ パ ラ パ ラ パ パ パ ラ ラ ラ ラ パ パ パ ラ ラ ラ と 星 星 星 星 星 星 星 星星 星星 星 星 星 星 星 星 星 星 星 星 星 が 降 る 夜 に 彼 女 は こ う 言 っ た 希 望 っ て 星 の 形 を …

月見シナプス

もう、きみだけだよ 言葉の力、まだ信じてるの ぼくたちはもう言葉なんて使わなくても 脳のシナプス信号をそのまま他人に伝える技術が出来たから もう、言葉なんて使わなくても 思いを伝えることが出来るの 「今夜は月がきれいだね」 なんて、回りくどいこと…

おいしいランチを食べましょう

「死にたい」って思うきみの気持ち、わかるよ 「みんな死んじゃえ」っていつも考えていると みんなを殺すためにお金がかかるし 道具も沢山必要だし バイトで忙しいから時間もないし そんなことなら 「自分が死んじゃえば、みんな死んじゃうのと同じだ」 って…

どうでもいい話の詩

美しい 涙が出るような深夜アニメを見た夜でも 朝は必ずやってきて 仕事に行って 僕が昨日の夜に体験したことなんか関係なく どうでもいい話を 気楽にするんだ 僕も 夜を引きずりながら そんなどうでもいい話の輪の中で笑う 笑えるなんて 幸せなことだね ど…

第二回三文賞

三文派創始者:石川史夫さん主催「第二回三文賞」の佳作に選出されました。 何かに入賞するというのは、小学五年生の時の写生大会以来でしたから、なんだかフワフワしています。3mon.oops.jp

鈴木くんちの塀

懐かしい音楽はいつもなじみのない路地から聞こえてくる 部活の朝練へ向かう自転車の上で 架空の“あの子”について考えながら 聞いていた 今はもう聞くことの出来ないセンチメンタルなメロディーと歌詞と叫び ぼくはもう知ってしまっている ふたつのものを同…

無題

今、何かが忘れ去られようとしている。何が忘れ去られている? 僕は“何”を言葉に変換するだけの語彙を持たない ”何“は名を持たない “何”は神的物象との関係性の間で“146m分のフランスパン“と同じ概念で表される時間を過ごしたために物質という区分から3つ上…