凸森の思弁的卵かけごはん

アニメ/マンガ/本/音楽/映画/グルメetc...エンタメ関連を中心に、日々の徒然を綴るブログです。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

うそばっかり

朝、金沢駅東口前の噴水、水時計は5時35分を表示していた。陽子がやってきた。白いノースリーブワンピースに麦わら帽を被っていた。 「待った?」 陽子は麦わら帽を右手で押さえて顔を上げた。俺はすぐにこれは神への罪悪感による俺へのご褒美であることに気…

孤独の風景

先日、目が覚めると天気がよかったので外に出ようと思った。喉が乾いていた。昨日は休みの前日であったためいつもより強い酒を飲んで寝たからだろう。簡単に顔と歯を磨いて、ズボンと簡単な長袖の白いワイシャツを着て、靴べらなしで履けるスニーカーを履い…

明け方に仕事が終わった。 帰り道の大久保通り、小さな信号の横断歩道を小中学生が渡っていた。もう、そんな時間だった。最寄り駅前の交差点にも通勤通学の人々で溢れていた。僕はロードバイクから降りて信号を横断した。 青梅街道という大通りから南に外れ…

ひとりの少女

朝起きたら、自分が"自分である"という自信を失っていた。「生まれ変わった」と思えたと同時に、「死んだ」とも思った。外を歩けば何か自分についての自信を取り戻せるような気がしたので、散歩に出かけた。涼しい快晴、BBQにはうってつけの日であることだけ…

「すいません、あなた、、、

びっくりするほど人差し指と中指の付け根を描くの、本当に上手いですね。もしかしたら、この世で一番上手いかもしれません」 これはお世辞でもなんでもなかった。本当に、上手いのだ。 「えぇ、ありがと」 "そうよ。今更気付いたの?"とでも言わんばかりのド…

VELTPUNCHライブ@下北沢SHELTER2015.10.12

最高でした。 新しいギターを迎えて挑んだライブ、17年目、4ED、少しも色あせていませんでした。 素晴らしい、素晴らしい。 ただ、会場が熱過ぎて脱水症状に陥り立っていられない状態になりました。 でも最後のアンコールまでしゃがみながら聞いてました。 …

濡れない男

あぁ、そうだった。雨が降っているのだった。 雨というものに疎くなってきた。最近いつもそうだ。 いくら雨が降ったところで、それは自分には関係のないことだった。仕事を失って以来。 住んでいる部屋は商店街の中にあって、日課は商店街の中のエクセルシー…

宇宙の水

「今日は宇宙から水が降ってきたような日でした」 今日という日を"一言日記"にしてみると、大体そんな感じだ。 地球という器の中にある水が宇宙から大量の水が降り注いで我々の生活する大地に流れ込んでくるような、極大な増幅。地球という規模で考えている…

顔のない姉の惨死

朝帰り。秋も近づいてきて、朝が来るのも遅くなった。ひとつの星がきれいに輝いていた。まるで生き急いでいるみたいだ。みんなが寝静まっている真夜中でしか輝く時間を持たない愚者のように。 「知ってる?東京でひとつの星が見えたとき、それはひとりの人が…

星空の詩

パ パ パ パ ラ ラ ラ ラ パ パ パ パ パ ラ ラ ラ ラ ラ パ パ ラ パ ラ パ パ パ ラ ラ ラ ラ パ パ パ ラ ラ ラ と 星 星 星 星 星 星 星 星星 星星 星 星 星 星 星 星 星 星 星 星 星 が 降 る 夜 に 彼 女 は こ う 言 っ た 希 望 っ て 星 の 形 を …

俺の財布の中身が156円でも、こんなにも星々は輝いて・・・

先ほどまで友人のRKとimessageでやりとりをしてした。久々に時間が少し開いたので今夜飲めないか、と送った。RKは今東京にはいなかった。RK「今実家」 俺「そうなんか。友人の結婚式?」 RK「いや、一応仕事です」 RK「笑」 俺「あー撮影関係か( ´ ▽ ` )ノ」 …